メジャー・リーグ・ベースボール 本拠地は全土に

野球観戦

ベースボール発祥の国であるアメリカのMLBが、世界最高峰の野球リーグであることは言うまでもありません。MLBには30ものチームがありますが、その本拠地は、カナダのトロントがホームのブルージェイズという例外を除き、西海岸の北はシアトル、南はサンディエゴ、東海岸の北はボストン、南はマイアミと、文字通りアメリカの本土の「隅々」まで分布しています。なお30チームはあくまでトップチームの数であり、AAA(トリプルエー)など下部組織の本拠地まで含めると、かなり小さな都市にまでプロのベースボールチームが存在します。このことから、広く野球文化が浸透していることがうかがえ、ファンの裾野の広さがMLBの人気と強さを支えている要因のひとつだとも言えるでしょう。

30のチームはナショナルリーグ15球団とアメリカンリーグ15球団に分けられます。各リーグの15球団はさらに本拠地の場所に応じて5球団ずつ東地区、中地区、西地区に分けられます。ニューヨークやロサンゼルスといった大都市には2つの球団がありますが、1チームはナショナルリーグ、もう1チームはアメリカンリーグに属することでバランスが保たれています。国土が広く本拠地が散らばっているため、選手たちの移動も距離や時差の点で過酷を極めますが、このことでファンにとっては球場で生の試合が見られるチャンスが担保されるのです。

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